ホルモンバランスの乱れ?肌荒れ前に整えたい!原因は自律神経の乱れも?

健康

季節の変わり目や生理前に限らずなんとなく「モヤモヤ」が晴れない、
ということもありますね。
それは「体調不良」ということもあるかもしれません。
実は体調不良の原因のひとつとして「ホルモンバランスの乱れ」が
挙げられる場合もあるのです。

「頑張ろう」だけでは立ちいかない時もある「ホルモンバランス」を取り上げていきます。

1. ホルモンバランスって何?

「ホルモンバランス」という言葉を耳にしたこともあるでしょう。
そもそもホルモンとは、人間の体内で様々なホルモン分泌がなされ、
私たちの体を作っているのです。
この女性における女性における「ホルモンバランス」とは、
月経に関連する2つのホルモンを指していることが多いそうです。

月経に関連する女性ホルモンには、
卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)の2種類があります。

エストロゲンとは?
子宮内膜を厚くし、赤ちゃんを迎え入れるベッドづくりや、
女性らしい身体を作ったりする作用があるそうです。
そのほかにも動脈硬化を防いだり、基礎体温を下げる作用もあります。

一方、

プロゲステロンは?
子宮内膜を柔らかくし、赤ちゃんのベッドをより居心地がよいように整える作用があります。
また基礎体温を上昇させ水分を蓄える働きや、乳腺を発育させる作用があります。

これら2つのホルモンが正常にバランスよく分泌されるには、
分泌命令をコントロールする視床下部、ホルモンを分泌する脳下垂体、
エストロゲンとプロゲステロンが変化してできる卵巣の3つの臓器が
正しく働くことが大切だとされています。
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2. ホルモンバランスが崩れているとは?

ホルモンバランスが整っているのか、否か、
自分の体の内側にあるため分かりにくいですね。
以下、ホルモンバランスが崩れているかチェックリストを
参考にされるとひとつの指標になるかもしれません。

1. 顔がほてる
2. 汗をかきやすい
3. 顔や手が冷えやすい
4. 息切れ、動悸がする
5. 寝つきが悪く、眠りが浅い
6. 怒りやすく、イライラする
7. くよくよshたり、憂鬱になる
8. 頭痛、めまい、吐き毛がする
9. 疲れやすい
10. 肩こり、頭痛、手足の痛みがある

これらの症状が重いと感じる方は、ホルモンバランスが崩れている可能性があり
女性ホルモン、特に「エストロゲン」の低下が疑われるといいます。
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3. 女性ホルモンの低下による体調不良例は?

女性ホルモンの低下による主な体調不良は以下が挙げられます。

・月経不順
・不正出血
・無月経
・PMS(月経前症候群。月経前のイライラや憂うつ感など)
・更年期障害

さらに、女性ホルモンの乱れは、
「自律神経失調症」とも関係するといいます。
上記で触れたように、脳の視床下部と下垂体が女性ホルモンの分泌を調節しており、
視床下部は自律神経の司令塔です。
そのため、自律神経が乱れるからホルモンバランスが崩れているともいえます。

また、ホルモンは年齢による分泌量の変化も密接に影響しています。

一般的には8歳から9歳くらいでエストロゲンが分泌されるようになり、
12歳前後で分泌量が増えて初潮を迎えます。
その後、30代半ばくらいまではエストロゲンの分泌が活発に続きますが、
40歳を過ぎるころになると卵巣の機能が低下し、分泌量が減少します。
そして月経周期が不規則になり、平均して50歳前後になると閉経を迎えます。
参考:神藤多喜子著『キレイを育てる 女性ホルモン整えレッスン』 池田書店

さらに、女性ホルモンバランスは閉経前後の10年間は「更年期」と呼ばれる期間に
急激に崩れる期間でもあり、重度の体調不良は「更年期障害」とも捉えることができるそうです。
※更年期か、更年期障害かの判断は別記事で取り上げていきます。

エストロゲンは、更年期を過ぎ老年期を迎えるとその分泌はほとんどなくなります。
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4. 女性ホルモンは増やせるの?

女性らしいからだ作りから、妊娠、出産と女性ならではの営みを助けてくれる女性ホルモン。
少しでもその量を増やしたいと思う方もあるのではないでしょうか。

しかし、女性ホルモンを増やすことは出来ないのです。
さらに、この女性ホルモンは一生のうちに分泌するその量は、わずかティースプーン1杯ほど!だとか。

わずかティースプーン1杯に女性の体の変調はとても大きな影響を受けているのですね。
増やすことは出来なくても、せめてその分泌を乱れることなく自身を大切に労わってあげたいというものです。
では、ホルモンバランスが乱れる原因をさぐり、その予防を考えていきましょう。
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5.ホルモンバランスが乱れる原因と整え方

一般的にホルモンバランスが乱れるその原因に、

・強いストレス
・睡眠不足
・急な体重変化
・年齢
・季節の変わり目

また、上記で触れた自律神経失調症も視床下部のホルモン分泌に影響が出るのです。

これらの乱れ、日常生活の見直しとそのバランス大切なキーポイントとなります。

・ストレスを避ける
・良質な睡眠をとる
・栄養バランスがとれた食事をしっかりとる

これらは同時に自律神経が整いやすい生活を送ることでもあり、
生活リズムを整えることの大切であることも分かります。
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5. 自分を労わるーホルモンバランスを整える食事と健康方法

体をつくる食事はそのホルモンバランスをつくるために重要な要素です。

<バランスよくとりたい8つの食品群>

1.肉、魚、乳製品、卵
女性ホルモンのもとにもなるコレステロールを補うための動物性タンパク質。
また植物性たんぱく質も半々ずつ、バランスよくとるのが理想。

2.大豆食品
エストロゲンとおなじような働きをする大豆ホルモンが豊富です。

3.青魚
DHAやEPAといった、体にとって重要な生理機能を持つ成分が豊富。

4.野菜
ビタミン類が豊富です。

5.海藻類
低カロリーでミネラルや無機質が豊富です。

6.きのこ類
低カロリーで食物繊維やビタミン、ミネラルなどがバランスよく含まれています。

7.いも類
ビタミン、カリウム、食物繊維などが含まれています。

8.ゴマ・ナッツ類
ビタミンB群・Eなどがバランスよく含まれている。

こうしてみると、バランスの良い食事を心掛けることだといえそうです。

また、ストレスを避けリラックスするために、

1. アロマテラピーを日常にとり入れる
2. じんわりと温かいくらいの温度で半身浴
3. 太陽をたっぷり浴びる
4. 朝にウォーキングなどの有酸素運動
5. 夜にストレッチやヨガ
6. 便秘が続かないようにする(便秘は自律神経に影響するのだとか)

このように日頃からご自身の体調と生活に心を配り、
ゆったりとした気持ちで日々を送ることが、女性らしいからだや、また心、体調をもつくるのですね。

ポジティブな人生の舵取りをするには、やはりご自分の健康と
女性だけに分泌される女性ホルモンを大切にしていくことも重要なんですね。
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