徳島県で「歳を重ねるごとに美しく」をテーマにヨガスタジオ『studio caron(カロン)』を営む木内真紀さん。
その華奢な体から発せられるエネルギーはとてもポジティブで他を圧倒する存在感がある女性でもあります。彼女がヨガに魅せられ活動を続けるその原動力を伺いました。
「ヨガ」とは活力ある毎日をつくることだった
—「ヨガ」との出会いをお聞かせください。
【写真】リラックスした表情と優しい声色の真紀先生
真紀:私にはいつも誰かに伝えたい(発信したい)ことがあって、誰かと自分にとっての旬な出来事を共感して前に進んでいきたい、歳を重ね老いゆく身体とは相反してできる事を一つでも増やしたい、若々しく活力ある毎日を快適に過ごしたいという気持ちがありました。
ヨガを始めたのは5年前、当時は理学療法士として働き第一子出産をした後でした。
きっかけは、ただ単に柔軟さが欲しい、健康のため、理学療法の延長としての知識の補充という理由でしたね。
真紀さんがインスタグラムから発信しているメッセージはヨガの楽しさ、フリースタイルにあるようにもおもいました。
その「縛られない自由さ」魅力はどこからくるのでしょう。
—ヨガを始められて5年の歳月で現在のスタイルに至ったきっかけはありましたか?
真紀:ヨガを進めていく上で、やってもやってもいつも出来ないポーズで練習を終わることがあります。
もの凄く、やり甲斐を感じました。
ヨガには人間技とは思えないポーズもありますよ!どれだけ練習を積み重ねると自分の身体が思うように動く様になるのか。これは自分の長年かけて必ずやり遂げなければならない実験&課題なんだなぁと。気が付けばすっかりヨガホリックに!(笑)
そんな折に第二子妊娠し、思うように練習できなくなりました。当時は同じ事を繰り返すようにも感じられた練習に行き詰まりを覚え、自らの気分転換に上級ポーズのフローをアレンジし、思いつくままに動くという事を始めたんです。
この時の自由であるという楽しさ、新しく新鮮な発想と感覚こそ現在の自由さにあるのかもしれません。
なにもかもうまくいかないことも成長の一過性
小柄で華奢な体からダイナミックなポージングをとり、数多くの生徒さまを魅了する真紀さん。
ここに至るまでにはもちろん葛藤もあったといいます。
【写真】思わず見とれてしまう真紀先生のポーズ
ー順調にここまで歩みを進めてこられたようにも感じましたがきっかけはありましたか?
真紀:順調と表現するよりも、ここで自分が動かなければという気持ちでいっぱいでした。
ヨガに魅せられ、四国でまだまだ浸透しているとはいえないヨガを広めたい思いでスタジオの運営に邁進する一方、子育て、家事、仕事、妻としての自分、趣味、諸々全て余裕があるとはいえなかった。
何もかもうまくいかせたい、成長したいという欲望も当然ありました。
そんなあるとき、SNSで目にした“逆立ち集団”の写真がありました。 それこそ『Born to YOG』を日本に広めた佐藤べジ氏でした。
2018年の夏、日本で一番アツいと言われるティーチャートレーニングに参加を決意したことが大きかったです。
「ヨガ以外のことを更に充実させる為にヨガをする。何事にも根を詰めすぎず、軽快に、テンポよく」
お師匠ともいえる佐藤べジ氏が私に教えてくれたことです。
子育て、家事、仕事、妻としての自分、趣味、諸々全てに繋がる自分の本質、スタイル、日々、更新されるであろう、考え方全てに通じる、一本の自分だけのレールのようなものができました。
そしてもう一つ、“同志”っと呼ぶべき仲間ができました。
Studio Caronが目指す先
ーここから真紀さんが目指す未来は何でしょうか
真紀:四国は、ヨガが今でも浸透していません。
自身のならう『Born to YOG』はニューヨークの『ダーマヨガ』が基本にあり、後屈やインバージョン等の上級『アーサナ』が頻発します。フィジカル重視のメソッドのようにも聞こえますが、日々自らの中に挑戦を楽しみ、昨日までの自分を超えていくことを目指しています。自身のお師匠である佐藤氏も「ヨガのその先」を見ている。
『アーサナ』を通して成長した心と身体でどれだけ楽しく、人に優しく生きるかという事でしょうか。
この発想に至るのも、わたし自身が物事をシンプルに、かつ純粋に見れなかったことが過去にありました。その原因は、上手くやろうとしていたからだと思います。よく見せようとする気持ちが無意識で自分から出ていました。
それがとても邪魔していて、そのままの出来事を味わいきれないでいた。「大人になって失敗はしたくない!」そんな気持ちは誰しもある様に思います。 でも自分のことを叱ってくれる存在に出会えたからこそ「とにかくやってみよう!」とおもえました。
もうそれだけです(笑)
第一歩って何よりも価値のある瞬間だと感じたから。
これからも前向きに失敗をどんどんしていきたいとおもいます。100%自分がイケてる!という感覚はとても大事だとおもいます。そしてそれを手放し続け、更にバージョンアップしていくことで、誰かの元気に繋り、モチベーションアップになっていただけるならとても嬉しく思います。
最後に真紀さんが自分の大切にしている気持ちをまとめた言葉を伺いました。
「プラクルティ」「प्रकृ ति」
自分の中にあるクリエイティブな力、可能性をバガヴァッドギータ―より
自らの中で「元気になれる、応援されている気持ち」をイメージし続けて力が湧き出る感覚を大切にする。
真紀さんの心に触れるととても幸せな気持ちになりました。
ありがとうございました。
■『studio caron』
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TEL:090-7620-6206/ご予約LINEID:caronbeauty
HP:https://studiocafecaron.jimdo.com/
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